設問1
アルバイト先から正社員登用の打診を受け、社会に認められたと意欲を感じている。しかし、父親に猛反対され、後がないかもしれないという焦りから、どうすればよいか分からず相談に来た。
設問2
講師経験で得た肯定的な感情に共感的に応答し、信頼関係を深めている。さらに、その経験が持つ価値や意味への自己探索を促すことで、相談者の自己肯定感を高める意図がある。
設問3
① 問題 自己理解が不十分なまま、父親の価値観に影響され、主体的なキャリアの意思決定ができていない点。
② その根拠 父の勧めで公務員試験の勉強を始めたことや、「ピンとくる仕事はなかった」との発言。また、今回「頑張ってみたい」のに、父の反対で「どうしたらいいのだろう」と悩んでいることから、主体的な意思決定が困難だと考えられるため。
設問4
相談者の気持ちに寄り添い、関係構築を継続した上で、以下の支援を行う。
- 自己理解の深化: 講師経験などを振り返り、ジョブ・カードも活用して相談者の興味・価値観・強みを明確化する。
- 職業理解の深化: 父親の懸念に対し客観的な情報収集を促す。また、正社員としての仕事内容の理解も深める。
- 主体的意思決定の支援: 自己理解・職業理解を踏まえ、主体的なキャリアプラン作成と、父親との対話に向けた考えの整理を支援する。

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